火山島に棲む(口永良部島物語)

文・挿絵:貴船庄二





 貴船庄二、この友人にはかなりひどい目に会っている(--;
 その最たるものは10数年前の引越しの手伝いだ!(彼にとっては口永良部島への再移住の時であった)
 まる1日かけて雨の中、坂道の下数10m離れて停めたトラックへ何往復もして荷積みを終え、もうくたくたのところを、
 翌朝のフェリーに乗るためにはそのまま徹夜でトラックを運転して口永良部島まで行けという。
 「島につけば飲めや歌えの大歓迎」などという甘言にだまされ、そのまま連れて行かれた私も私だが・・・
 ああ、しかし、なぜにそこまでしてかような離れ小島に惹かれるのか!
 風の神が怒り、火の神が猛るこの島に。

*


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★ 火山島に棲む (口永良部島物語) ★

01 口永良部島を発見する

私たちの住む家はここだ! と思った

02 東京暮らしの事(1)(2)

チリン チリン チリン 石焼き芋〜

03 島民募集

海を前に 活きた火山を背に 風に全身を曝し 誇りを持って生きていける貴方!

04 ユースホステルを造ろう!(1)(2)

口永良部島にユース・ホステルをつくるぞ!

05 イカ餌木生産協同組合

口永良部島にイカ餌木生産協同組合を造るぞ!

06 明日への道

私たちは死者をも含めこの世の生きとし生けるものの尊厳を思い知らねばならぬ。

07 ワーが死んだ

ワーよ無念であったろう。

08 台風

台風は三日三晩西方に居座り 吹き荒れた。

09 げに恐ろしきは噴火かな

真黒いスクリーンの中で火口がくっきりと見えた。 お手玉みたいに、その岩が
ポンポンと跳ね上がる。

10 運動会

翌日、飲みすぎて頭をふりふり目は赤く、足をひきずり、 イテテと腰をさすり、
今日一日の仕事に向かうのである。

11 イクばあちゃんと
      ヒノばあちゃん(1)(2)(3)

普段は腰が曲がり杖を頼りにいくらも歩けないばあちゃんだが---

12 魚釣り(1)(2)

あの魚たちはきっと龍宮城へ行ったに違いない。




季刊誌「命の島」
発行所:(有)生命の島
09974-2-2055
申込めば定期購読可能!

  左の写真の季刊誌「生命(いのち)の島」は ”屋久島の自然と人の暮らしを伝える”というのがサブタイトルに あるように屋久島の自然への愛情とそこに生きる人々に焦点をあてた地方雑誌で、本サイトの内容は 口永良部島に住む私の友人貴船庄二氏が1994年の第30号から第45号までの ほぼ4年に渡って「生命の島」に寄稿したものを、本人の了解の上再編集させてもらいました。
  このサイトにアップするに於いても1999年に着手したものの まとまった時間の取れることが少なくつい伸び伸びになり、 このたび(2001年2月)やっとほぼその全文のアップを終えたところです。



 

■  リンク(口永良部島関連サイト)・・・ 2005/10 追加訂正 UP

  

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